アプリ開発の外注前に知りたいこと。流れや費用を徹底解説!

更新: 2020年5月12日
アプリ開発
WEB担ひよこ
自社のサービスでアプリがあったらいいなと思うんだけど… 何から調べたらいいのかわからないな〜
クアリタくん
アプリがあるとできることがグッと広がるよ! 今日はアプリの基本について説明するね。
目次
  1. アプリにも種類はいろいろ
  2. アプリ開発の外注〜完成までの流れ
  3. アプリ開発の外注を成功させるために

アプリにも種類はいろいろ

アプリの正式名称は、アプリケーション・ソフトウェア。
ゲーム、メール、スケジュール管理、音楽再生などスマートフォンやPCにインストールして使用できるソフトウェアのことを指します。
今はほとんどの人がスマートフォンを持っているので、いかにアプリが生活に欠かせないかはイメージできるかと思います。

そんなアプリには、App StoreやGoogle Playからインストールして使用する「ネイティブアプリ」と、インストールせずにWebブラウザ上で利用できる「Webアプリ」があります。

ネイティブアプリ

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ネイティブアプリはアプリストア経由でスマートフォンなどの端末にインストールして使用するものです。
iOS、AndroidそれぞれのOSに最適化されたコードを書いてアプリを作っているので動作が早く、オフラインでも使用可能です。

使用するためにはインストールを必要とするのでユーザーの状況が把握しやすく、プッシュ通知機能などでコミュニケーションを取ることもでき、ユーザーがアプリのファンになってもらえるように囲い込むことに向いています。

また、アプリ内課金が利用できることもポイントです。(ネイティブアプリでない場合はユーザーにクレジット情報などを入力してもらう必要があり、支払いのハードルが上がってしまいます)

一方でネイティブアプリは各OSに合わせて独自開発する必要があり、開発コストは高くなりがちです。
App Storeや Google playなどのプラットフォームにリリースを許可されるためには、登録料の支払い、ガイドラインを守っているかの審査も必要です。
また、ユーザーによるインストールが必要なため利用開始までのハードルがやや高く、アップデートの反映もユーザー自身が行うなど、ユーザー主導な部分が多いこともデメリットとなってしまうでしょう。

Webアプリ

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Webアプリとは、アプリストア経由でアプリをインストールする必要がなく、ユーザーがWebサイトにアクセスするだけで利用できるものです。
代表的には、TwitterやGmail、YouTubeなどが挙げられます(ネイティブアプリ版もありますが、ブラウザからアクセスしても同じような画面を見ることができます)。
ユーザーによるインストールが不要で、端末の容量が占用されてしまうこともなく気軽に利用できる点が魅力です。

また、WebアプリはOSごとの開発が必要ないため、ネイティブアプリに比べ開発コストを抑え短期間で制作することが可能です。
さらに、提供者側が随時アップデートを行うため、ユーザーは自動的に最新版を利用できます。

デメリットとしては、やはり利用機能や動作の速さに制限があることでしょう。
ネイティブアプリのようなサクサクとした動作や、美しいデザイン、プッシュ通知やスムーズなデータ読み込みなどを実現するのは難しいです。
また、スマートフォンのホーム画面にインストールできない分、ユーザーの状況を把握したりコミュニケーションを取ったりするのが向いておらず、ユーザーの囲い込みには向いていません。

PWAという第三の選択肢

新たなアプリの形態として注目を浴びているのが、PWA(Progressive Web Apps)です。
Webアプリでありながら、スマホ上ではネイティブアプリのような動作をする少し特別なWebアプリというイメージです。

アプリをインストールしなくともホーム画面にアイコンを追加し、オフラインで閲覧することが可能です。
通常のWebアプリより表示スピードの高速化が図れることから、ユーザーのストレスを減らせます。

さらに、開発面でもメリットがあります。
OS(iOS/Android)ごとの開発をしなくても良いので、プログラミングのコードが1つで済みます。
アプリストアを通さないので、ガイドラインや審査に縛られることなく比較的早く開発ができるでしょう。

メリットばかりのようですが、実際にはそれぞれのOSやブラウザによって機能がうまく使えない場合もあります。
また、インストールの管理やプッシュ通知ができないため、ユーザーとの接点が少なくなるなどのデメリットもあります。

ネイティブアプリが、「サポートバージョンを満たす端末を使っている人には滞りなく同じ機能を保証して提供する」という考え方なのに対して、PWAは「あくまでも理想の動作環境を持っている人限定で、Webアプリをもっと便利に使えるようにする」という考え方で発展した技術と言えます。


アプリ開発の外注~完成までの流れ

アプリ開発の流れ

①企画

アプリ開発を依頼する際に、発注者側が行うべきことは「アプリを開発する目的」を明確にしておくことです。
当たり前のようですが、実は結構悩んでしまうところでもあります。どんなユーザーをターゲットに、アプリならではのメリットや体験を提供できるのか、企業側の理想ではなくユーザー目線で考えましょう。

アプリは制作がゴールではなく、出来るだけ多くのユーザーに継続的に利用してもらう必要があります。
どのように利益を生み出し、いつまでに収益化するのかといったことも企画の段階で計画しておきましょう。

アプリ開発の目的と収益化の計画が固まったら、発注先の開発企業に提案依頼書(RFP)を作成します。
発注者はRFPを複数の開発企業に提出して提案を受け、発注先を決定します。
RFPには以下の内容を記載します。

アプリの概要
 ・開発の背景や目的、ターゲット、達成したいこと、スケジュール、リリース日、競合情報
開発側に提案して欲しい内容
 ・業務委託範囲、費用、機能の要件、過去の実績など
法務事項
 ・守秘義務、契約条件、情報漏洩時の対策など
その他
 ・発注側の事業内容、選定基準、提案手続きなど

②設計

発注側では、まずは基本の情報を整理することから始めます。
ユーザーインターフェース(ユーザーが見るアプリ画面)や操作方法などの仕様を決定したり、運用規定や開発のスケジュール、アプリ利用料など、サービスの概要を設計する作業です。

開発要件が固まったら、開発会社側ではそれをシステムとしてどのようにして実現するのか?ということを考えていきます。
発注側のリクエストに応える形でまずは外部設計を行い、外部設計で決定した基本事項をもとに、システムの動作や機能などの内部設計を行います。

③開発

開発はコーディングフェーズとも呼ばれ、プログラミングによって開発を行うフェーズです。
開発がスムーズに進むかどうかは、外部設計や内部設計がきちんと整っているか、開発の手順や担当者が具体的に決まっているかなど、事前の準備に大きく左右されます。
全て外注先企業に丸投げしてしまうのではなく、発注側も定期的にミーティングの場を設けて進捗を確認しておきましょう。

④テスト

開発が完了したらテストを実施します。テストは最初は開発会社が行い、仕様書通りに動作するかをチェックします。
開発会社側のテストで問題がなければ、発注側で受け入れテストを実施します。
受け入れテストでは、発注した内容どおりのアプリになっているか、ユーザーが使いやすいアプリになっているかなどを確認します。
最初はステージング(stg)環境というリハーサルのような環境を構築してテストを行って、何度か修正を繰り返しながら本番環境でリリースに進むのが一般的です。

⑤審査

開発完了後、Webアプリの場合はすぐにリリースできますが、ネイティブアプリの場合はアプリストアに申請して審査をクリアする必要があります。

iPhoneアプリの場合はAppStoreに申請し、1~2週間程度の審査期間を経てリリースになります。
Androidアプリの場合はGooglePlayに申請し、1日〜1週間程度と少し早めに公開できることが多いです。

なお、申請の際はアプリのスクリーンショットの登録およびアプリ名、アプリの説明、検索キーワード、対象年齢などの情報を登録が必要となりますので、あらかじめ用意しておきましょう。

⑥リリース

アプリは公開すればユーザーが勝手にダウンロードしてくれるというわけでありません。
ユーザーにアプリの存在を知ってもらえるように、自社サイトへの集客や広告出稿、SNSなど、マーケティング活動を実施する必要があります。

アプリストア最適化のASO(App Store Optimization)を行い、アプリストア内での検索上位に表示されるように対策するのも有効です。
ASOは、アプリの利用率やGoogle上で信頼性の高いサイトでアプリについて言及されている数、レビュー数と平均値など、さまざまな要因が影響し合い、アプリストアでの検索結果に反映されます。
アプリストア内で上位表示を獲得できれば、潜在的なユーザーにも訴求できてダウンロード数の増加が期待できます。


アプリ開発の外注を成功させるために

アプリ開発の外注費用

費用については「アプリ開発にはどのくらいお金がかかる?」の記事に詳細を書いています。

アプリ開発の価格を左右するのは、大きく分けて以下の4つの要因があります。

  1. アプリのジャンル(カレンダーなどのツール系であれば比較的コストが安く、ショッピングやSNS、ゲームなどは多大な開発コストがかかる)
  2. Webアプリかネイティブアプリか(コスト面だけで言えば、一般的にWebアプリの方が安い)
  3. 開発期間をどのくらいかけるか(主に開発期間×人件費で全体の費用感が決まるため)
  4. デザイナー、エンジニアのスキルレベル

自社のやりたいことと、予算やスケジュールなどの現実的な制約をすり合わせながら開発会社に相談してみましょう。

信頼できる開発会社を選ぶ

アプリ開発に限りませんが、開発の外注は、発注側と開発側にたくさんのコミュニケーションが発生します。
見積もりを数社から取って比較するだけではなく、「どのくらい誠実&スムーズなコミュニケーションを取ってくれそうか」など価格だけではわからない部分もチェックする必要があります。
リスクについて教えてくれない会社や、担当者がすぐに変わったり、知識や信頼性に欠けそうな企業であれば、後々にトラブルになるかもしれません。
また、実力面に関しても過去の実績を必ず開示してもらうこと、契約面ではどこまでの範囲を依頼できるのかを書面で確認しておきましょう。

リリース後のサポートも考えておく

アプリは開発、リリースをしたら完了ではありません。アプリを収益に繋げていくためには、マーケティング戦略を含めた運用をしっかり行う必要があります。
特に、ネイティブアプリは、OSのバージョンアップに伴う対応が求められます。
また、不具合が発生した際の対応や、ユーザーからの意見を反映した改善を行う必要もあります。
開発会社の中でも、アプリの運用やマーケティングの実績があるような会社を選ぶとスムーズに進むかもしれません。

WEB担ひよこ
アプリ開発といってもいろんな選択肢があるんだね!
クアリタくん
リリース後の運用も見据えて、どんなアプリを誰に開発してもらうべきか考えてみてね

※本記事は2020年4月時点の情報を元に作成しており、技術的な情報などは随時修正の可能性があります

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